イタリック体 handwriting_To see the world in a grain of sand
土曜日午後クラスのnaokoさんのhandwritingのイタリック体、練習課題です。大文字と組み合わせて。こちらは、イタリック体をメインに。
もうひとつの方は、大文字をメインに書いてあります。
どちらの大文字も、久しぶりに書いて納得いかないとおっしゃっていましたが、イタリック体とのコントラストとして、ローマンキャピタルはとても合っています。
紙はファーストヴィンテージで、テキストはWilliam BlakeのAuguries of Innocenceから。
To see the world in a grain of sand, and to see heaven in a wild flower, hold infinity in the palm of your hands, and eternity in an hour.
有名な文章です。白の文字が映えて素敵ですね。
石彫りワークショップ終了
3日間のワークショップも今日で終了。中味の濃い楽しいワークショップでした。
今回もまた、ゴードン恵美さんの指導の素晴らしさに感銘を受けました。生徒たちに考えさせ、たくさんのことに気づかせるやり方は、文字を見る力をとても伸ばします。
今回も全員での合評が充実していました。今日は特にIIDにスタジオをお持ちのテキスタイルデザイナーさんも見学に訪れて参加してくださり、形の見方、デザインする時の考え方を教えていただくことが出来、大変ラッキーでした。
最終日には遂に2期生の方たちも彫り始めました!!
コンコンという静かなダミーの音が響く教室。とても良い空間と時間・・・・
私の+SCRIPTは、そろそろ仕上げの段階。こうして拓本を取って形を客観的に確認。ずっと彫ってばかりいると全体像が見えなくなるからだそうです。こうして見るとPのステムがやや細いですね。確かにトレースした線の内側を彫っていて、もう少し実際は幅がありました。
色を入れるかどうか迷い中。色の入れ方を習ったので入れてみたいけど、このままの方がよいのかな。もう少し修正して、出来上がり状態になってから考えましょう。
石と向き合った3日間でした。左腕が筋肉痛ですが、これからもこの感覚を忘れない様に、続けて彫っていきたいと思います。また来年も開催予定です。
今日のレターカッティングの様子
今日から世田谷ものつくり学校(IID)にてゴードン恵美さんのレターカッティングのワークショップが始まりました。
2Aの教室でやっています。
久しぶりの学校の教室。黒板、机や椅子、窓からは校庭も見えて、学校って本当にいいですね。
石を磨くのも階段踊り場の水飲み場です。
表面がぴかぴかになるまで何時間も磨くので、今日は寒くて大変でした。まず石の準備、チズルを研いだり、ドローイングを完璧に仕上げたりと、石を彫るまでの道のりは遠いですが、その行程なくしては、石は彫れません。まずは石と文字に時間をかけて向き合います。
今回は、経験者と初心者が一緒です。経験者はさっそく前回の続きを彫っています。わからないところを恵美さんに教えてもらいながら、こつこつと。
今日は嘉瑞工房の高岡さんと重蔵先生、宮後さん、上田さんが見学にいらっしゃいました。最後は全員で参加者のデザインをクリティーク。貴重な意見もたくさんあって、とてもよい合評です。恵美さんのワークショップは本当に素晴らしい!
明日もあさっても続きます。
見学者大歓迎です。どうぞお気軽に遊びにいらしてください。
レターカッティングワークショップ
週末に大阪でゴードン恵美さんのレターカッティングのワークショップに参加してきました。
昨年の秋にも開催されて今回は2回目です。
昨年の様子はこちら→
今回は前回の続きを彫るのと同時に、新しい一文字でボーダ—付きという課題も同時進行。中味の濃い、充実した内容でした。
彫る練習にたっぷり時間を取り、今までわからなかった箇所を丁寧にひとりひとりじっくり教えてもらうことが出来ました。
チズルの向き、進む方向、ダミーの叩き方。なるほど、なるほど。
一緒に受講している方の「LINGUA」。←写真が撮れなかったので、こちらでどうぞ。
とっても素晴らしい出来映えですよ。
色の入れ方、金泊の貼り方と仕上げ方、◯の彫り方、など新しいテクニックも教わり、益々広がる世界に気持ちはワクワク、いろいろな妄想が広がります。(この画像は恵美さんによるボーダ—のサンプル)
皆の練習用に使用した石の彫りが見事。彫り始めと終わりの練習(四角)をたくさん練習します。そしてストレート、カーブ、セリフへと続きます。
私の取り組んでいた+SCIPTは、少しずつrefineされてきました。
それはまた明日以降にご紹介しますね。
ファンデーショナル体からの進展
Stan Knight氏のワークショップを受講しました。
エドワードジョンストンがRamsey Psalter(ラムゼイ詩編)からFoundational体を作ったのは有名ですが、今回は、Arundel という写本を元にファウンデーショナル体からの発展として、コンプレストな形(幅がぎゅーっと狭くなった形)を書いていきます。写本の文字を分析して、徐々に自分の文字にしていきます。この作業がとても楽しい。ウェイトやペンアングルを計ったり、アーチの形を調べるためにペンでなぞったり。
この写本はこの時代には珍しく、Eaduiという書いた人の名が残っている写本です。
リズミカルで力強さもあり、シンプルでもあり、イタリック体よりはフォーマルな雰囲気を持っています。
1日だけのワークショップだったので、文字を一通り形にして終わってしまいました。あとはどれだけ書き込むかということですね。
セリフをシンプルにして書いてみたいです。
レターカッティング
昨年の11月に受講したゴードン恵美さんのレターカッティング、ようやく彫りが進み、ここまで来ました。
まだまだこれで終わりではないのですが、とりあえずはここまでにして、今度のワークヨップで恵美さんに見てもらい、修正できるところはやって行きたいと思っています。 iのドットも教えてもらいます。楽しみです。
それにしてもSのまわりにあるキズキズは痛々しいですね。
最終的に、もう一度石磨きをすれば目立たなくなるのかな・・。
なかなかノミのコントロールができません。
それでも、最後のTが一番スムーズに彫れました。やっぱり何回も練習することが必要ですね。
セリフのことろが難しい・・。
左右対称のV字に彫るのも、なかなかうまく行きません。サンセリフよりもセリフがあった方が彫りやすいかもしれません。
今月17日〜19日が大阪会場。23日〜25日が東京です。
まだどちらも空きがありますので、ご参加OKです。
まだ迷っていらっしゃる方たち。絶対楽しいので是非〜!!
http://j-laf.org/2010/02/post-44.html
23日にはスライドショーも開催されます。
この機会に是非おいでください。